トミヤ情報局:加齢黄斑変性について
2025年2月13日★はじめに
年齢を重ねると身体のいろいろなところで病気がでてくることがあります。
加齢黄斑変性もその一つで、加齢により網膜の中心部である黄斑に障害
が生じ、見ようとするところが見えにくくなる病気です。 加齢黄斑変性
は一般には馴染みの薄い病名かもしれませんが、欧米では成人の失明原
因の第1位で珍しくない病気です。 日本では比較的少ないと考えられて
いましたが、人口の高齢化と生活の欧米化により近年著しく増加しており、
失明原因の第4位となっています。
〇視覚障害者手帳交付の原因疾患〇
第1位 | 緑内障 |
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第2位 | 糖尿病網膜症 |
第3位 | 網膜色素変性 |
第4位 | 加齢黄斑変性 |
第5位 | 高度近視 |
★症状
年齢を重ねるとともに網膜色素上皮の下に老廃物が蓄積してきます。
それにより直接あるいは間接的に黄斑部が障害される病気が加齢黄斑
変性です。
加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)になると、見たいところが
見えない、読みたい文字が読めないなど、日常生活に支障をきたします。
また、その症状は進行していきます。
・ゆがんで見える
・中心が暗く見える
・ぼやけて見える
・不鮮明になる
症状は中央部以外は見えている状態で、全く光を失ってしまうことはありま
せん。
症状が片方の眼から現れることが多いため気づきにくく、また気づいても年
齢のせいにしてそのままにしていることも少なくありません。